『ベルリン・天使の詩』
ブログで知り合った方がオススメしてくださったヴィム・ヴェンダース監督の映画。
見終わった後、すごく心地よかった。優しい気持ちになれた。
“天使って何だろう”
素朴に感じた。何かわからないけど、天使を心の一部で持っていたいと思った。
戦争の悲惨さを訴える図書館の老人、ブランコ乗りの女・マリオン、事故死寸前の男、飛び降り自殺しようとする男、刑事コロンボ(ピーター・フォーク)…
すべての人に対する眼差しが優しい。映画全体に流れる美しい情景描写とフィットしている。
マリオンの言葉が心に残った。
「よくない時よ。私が私のことを話すのは」
「人生折に身をかがめるのは平気。眼差しさえ同じなら。でも、サーカスなしでは寂しい」
「寂しさって自分をまるごと感じることだから」
そうなんだよなあ、と思った。
うまくいっているときには気づかないことがたくさんある。そして、気づいたとき、人間でいることの重さを感じるのかもしれない。
天使から人間になったダミエルも言っている。
「永劫の時に漂うよりも自分の重さを感じたい」
「僕は今知っている。いかなる天使も知らないことを」
同じヴェンダース作の「パリ、テキサス」では、男女のやり取りから、人のキョリを考えさせられた。柔らかな情景描写は同じ。だけど、ちょっと違う。うまく表現できないけど、『ベルリン・天使の詩』からは強いメッセージが感じられた。
たとえば、映像。天使の姿は大人には見えないけど、子どもには見える。天使が人間になると(自分の重さを知ると?)、モノクロからカラーになる。
もしかしたら、東西を分断するベルリンの壁の存在が影響しているのかもしれない。
天使とは?この映画のメッセージとは?自分なりの答えを持ってらっしゃる方、よろしければ、コメントください☆
観られていない方はぜひぜひ。オススメですよ~
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (1)



最近のコメント