南仏の絶景、世界遺産の世界~プロヴァンス①
半月にわたる南欧の旅も半分が経とうとしていた。
アヴィニョンで迎える1回目の朝。
焼きたてのクロワッサンにコーヒー、フレッシュフルーツ。全てが美味い!!
南仏の2つ星ホテルは、気持ちよく朝を迎えさせてくれた。
城壁で囲まれた街の中を通り、さっそくアヴィニョン橋へ向かう。
途中、ツーリスト・インフォメーションでマップとガイドをもらうと、「あなたの国籍は?」と受付の女性が。英語のガイドから日本語のガイドに変えてくれた。日本語ガイドがなかったフィレンツェ、ヴェネツィアを思い出し、不思議だった…
ほうっておいても客が来る都市とそうでないところの違いかな。
「アヴィニョンの橋で踊ろよ、踊ろよ……」で有名なサン・べネゼ橋(アヴィニョン橋)。
橋を対称軸に位置するローヌ川、城壁都市は、絶景!!
ローヌ川の氾濫や戦争で破壊され、対岸まで通っていない橋に何ともいえない趣きがあった。橋の終点が川の中っていうのも面白い!
サン・べネゼ橋周辺には観光バスの停車場がある。それは、あまり気持ちのいいものではないけれど、近くの河畔に美しい花が!!
湿度のないプロヴァンスにあって、生き生きと咲いているラベンダー=写真。道路沿いで、バスの排気ガスもある。それに負けない生命力に感動した。
城壁の外から階段を登って、ロシェ・デ・ドン公園へ。雄大なプロヴァンスの風景と子どもたちの笑顔に癒された。写真は、みんなちょっと緊張しちゃってるなあ…
そして、世界遺産としても有名な法王庁へ。ローマ法王がアヴィニョンにいたのは、旅行計画時、初めて知った。
新宮殿と旧宮殿があるけど、かつての栄華はほとんど感じられない。それよりも、外から見る荘厳ないでたちが素晴らしい。そういえば、内部には演劇のホールがあった。
そう、訪ねたのが一年に一度あるアヴィニョン演劇祭の初日☆(写真は、街中にある演劇案内のポスター)
ラッキーとしか言いようがない!!
街中には、フランス国内外からやってきた数多くの劇団がデモンストレーションをしていた。夕方からの公演のPRをしてるんだね。パンフレットももらった。観たかったけど、南仏一番のお目当て“ポン・デュ・ガール”に行きたかったので、断念。でも、デモンストレーションでも充分楽しめた♪
一番興味深かったのは、『mascarade』(仮面舞踏会)。フランス語はわからないけど、だいたいの情景が伝わってきた。ドキドキした。
さて、午後はツアーを利用して、ポン・デュ・ガールへ Allez! On y va?(れっつごー)
BMWでの心地いい小旅行。日本の企業で、10年間勤めた後、妻のふるさとであるエクス・アン・プロヴァンスで過ごしているガイドの男性と老夫婦の4人旅。ガイドの男性は、三人が(俺が?)楽しんでいる様子に、配慮し続けてくれた。予定より2時間ほど長い旅になっちゃった。残業ごめんなさい…。そして、ありがとう!!
ポン・デュ・ガール(水道橋)への道は、ポプラ並木(アカシアだったっけ?)。忘れちゃった…
強い日差しの中、銀色に光る葉、街道の門番のように整然と並ぶ木々に言葉を失った。フランスの造形美は、パリだけでなく、田舎にも生かされている。
これが、2000年以上前に造られていたとは…。
美しさとともに、古代ローマ帝国の技術力に驚いた。何ていったって、全長50キロメートルで、17メートルの勾配。キロあたり、34センチ。すごい!!
当時、日本は、弥生時代。青銅器が中国大陸からやって来たころ。卑弥呼も生まれてないんだもん。
橋の上からアーチになっている上方の導水路を眺めてみる。歳月を経た石の姿に、思いをめぐらした。赤、黒、茶、おうど、白、見る角度からさまざまな色彩を放つ。完全に、やられてしまった…
橋の壁には落書きが…=写真。日本やドイツなどでは「けしからん!!」と怒られそうだけど、これも歴史を感じさせる一つとなっている。たぶん、19世紀の建築家を志す若者が残したものだろう。
橋を渡り、階段を上ると、水が流された橋の頂上に。ここから、たくさんの人の生活の糧が作られたんだね。
「行ったことがない」とガイドさん。俺が下見をすることに。山を少し降りてみる逆からのガール水道橋は、また違う味がある。個人的には、裏からの景色のほうが好き☆
ガイドさんは、「次から、コースに入れます」とおっしゃっていた。
駐車場へ戻る帰り道。
ガルドン川には、ピクニックに来た家族ずれや崖から飛び込みをする若者たちが。
日本の観光地では考えられない光景だった。「危ない」「恥ずかしい」「雰囲気が損なわれる」といって許されないだろう。よくも悪くも、個人主義。フランク(frank)王国の名残かな。
俺も混じりたかったけど、ツアーなのでがまん、がまん。後で聞いたら、今までで一番長い滞在時間だったらしい…
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