プロヴァンスへ~南欧・列車の旅
サッカー選手の三浦知良(カズ)が、日本人で初めて世界最高峰のリーグ、イタリア・セリエAに挑戦した土地ジェノヴァ。ミラノからの列車は、30分ほど駅に滞在していた。列車の窓からは、新旧混じった美しい街並みが広がる=写真。確か、アメリカ大陸を見つけたコロンブスの生まれ故郷でもあったっけ。
6人のコンパートメントでの移動。イタリア語を話す5人と日本人の俺。中学生くらいの女の子は雑誌に夢中だったけど、他の4人は会話が絶えない。ジェノヴァまでは、睡眠不足解消にちょうどよかった。目覚めてからがいけない。会話に入れない…
旅行前、『幸せになるためのイタリア語講座』(オススメですよ~♪)というデンマーク映画を観たことで満足していたので(?)、ほとんど勉強しなかった。
なので、
景色を眺めたり、読書したり、自分の世界に入っていた。
途中から、ジャンヌというおばさまと二人になった。
英語で話しかけるも、ほとんどわからない模様。電子辞書、日英伊辞典、そしてボディランゲージを駆使して、会話を試みた。ちなみに、おばさまはフランス語ならわかるらしい。
フェラーリやマセラッティの生産地であるモデナ出身。会社の事務員をしている。ニースへバカンスに向かっていて、友人(?)と待ち合わせをしている、とのこと。
俺の職業を伝えると、「イタリア語やフランス語ができないのに、南欧へ来ているの?仕事で来たの?バカンスでもたいへんでしょ」と驚いていた。
そして、お互いが共通の言語を持たないことに、ストレスを感じた。
「会話って難しいね」とふたりでしんみり。
いつの間にか列車はニースへ。15分遅れで到着。マルセイユ行きに乗り換え。
日本の旅行会社は、ニースでの乗り換え10分弱のチケットを発行しようとしたけど、40分後の列車のチケットをお願いしていた。予想通り!!よかった、よかった。
案の定、俺が乗ったマルセイユ行きTGVには、乗り継ぎに失敗した乗客がたくさん。
料金を徴収する車掌を前に、頼みこむ若い婦人(たぶん10代)がいた。
フランス語なので詳細はわからないけど、「今、手持ちが足りない。赤ちゃんがいるし、どうかマルセイユまで行かせて。遅れたのはあなたたちなんだから、お願い、お願い」といった感じだった。30分ほど、やりとりがあって、彼女は支払いを免れた。
これは、フランスではよく見かける光景で、彼らは徹底的に自分の意見を貫く。列車の切符売り場でも、美術館の入り口でも、スーパーマーケットのレジでも。後ろに人が並んでいようが関係ない。また、例外が認められることが多々ある。事情を理解してくれた場合や人間として(?)受け入れられた場合、しつこさにうんざりされた場合などなど。
良くも悪くも個人主義。全てを杓子定規にかけなかったり、率直であったりするところは、けっこう好き☆
そういえば、マルセイユ駅(=写真)に到着すると、荷物の多い婦人を見て、乗客のみんなが赤ちゃんの乗ったべビーカーを運んでいたなあ。心温まるトピックだった。
アヴィニョンTGV駅からアヴィニョン・サントル駅へはシャトルバスで(新横浜―横浜、新神戸―神戸みたいな感じ)。
サントル(中央)駅に着くと、アヴィニョンの街を囲む城壁が見える。夜も更け、ライトアップされている姿は美しい限り。駅から1キロ以上はなれたホテルへの石畳の道は険しかったけど、南仏に着いた感動が後押ししてくれた。
ホテルに到着。二つ星だけど、イタリアとは全く違った。英語は完璧に通じるし、ホテルは綺麗。部屋に入ると、ダブルベッドで、しかも大きなバスタブ付き!!
風呂上りに、軽くワインを飲んで、ばたんきゅー♪
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コメント
こんばんは~ルパンさん☆
ニースでの乗り換えは40分後の列車にしておいて大正解でしたね!
列車内でのジャンヌさんとのやり取りを想像しながら読んでいるうちに
自分の旅と重なり、とても懐かしい気持ちになりました。現地の方との
ふれ合いってやっぱりイイですね!旅の充実度がぐんと上がりますよね♪
投稿: mimizu | 2006年11月23日 (木) 18時35分
みみずさん、こんばんは♪
お返事がとてもとても遅れちゃいました。
南欧の列車のルーズさは、困ったものです。でも、仕事じゃなく、旅行だったら、いい想い出になったりもしません?この後も、列車との格闘は続きます(笑)
ジャンヌさんの名前を聞いたとき、「ジャンヌ・ダルク」と叫んじゃいました。彼女はルーツがフランスにあるイタリア人らしく、喜んでましたよ。
プロバンス紀行、近々書き始めますね☆
投稿: ルパン | 2006年11月28日 (火) 23時27分