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2006年9月23日 (土)

ラグーナ巡り、そしてガラス職人との出会い~ヴェネツィア(ベニス)②

ヴァポレット(水上バス)から石造りの建物が見えなくなる。本島から離れていく。海の中を通っていると、映画『ベニスに死す』が思い出された。着いた島は、13世紀にガラス職人が移住させられた“ムラ―ノ島”。ちなみに、『ベニスに死す』の舞台は、リド島。

船を降りると、さっそくガラス工房やショップに迎えられる。ショーウィンドウに飾られているグラス、花瓶の美しさ(=写真)に惹かれ店内へ。ワイングラス、ランプ、プレート、アクセサリーなどがところ狭しと並ぶ。Pict1133

しかーし、値段が…。いいなあ、と思ったものはだいたい1万円以上。

ここ数年の欧州諸国でのユーロの浸透による価格高騰に加え、円安が痛かった!まさに泣きっ面にハチ。(1ユーロ=150円なのです。4年前は、125円でした(涙))

“ガラス職人の運河”沿いの数店に入るも、予算内でフィーリングの合う品に出合えず。

安い製品もあったけれど、見るからにうさんくさかった。さすがに、made in chinaとは書いてなかったけど。

ガラス職人の島の運河沿いは、本島とは違う魅力があった。運河に並ぶボート、黒くないゴンドラ、水着姿でボートを楽しむ家族。観光客は多いのだけど、職人たちの日常を垣間見ることができた。

散歩を楽しみ、「ガラス博物館」へ。

Pict1143 ガラスの成分分析、時代ごと変遷する製品からオブジェ、シャンゼリゼまでが、さほど広くないフロアに展示してある。

イタリア語のわからない俺でも、存分に楽しめた。フランスのアール・ヌーヴォーを代表するエミール・ガレが創るガラスの世界とは、違う色彩・雰囲気を漂わせていた。

次に向かったのが、レース製品の島、ブラーノ島。寝不足だったので、対岸のトリチェッロ島を臨み、昼寝。緑の深い島を眺めていると、自然と眠っていた。

街中に入ると、ハンカチ、キャミソール、テーブルクロス、カーテンなどのレース製品が並ぶ。

「場違いだ」とすぐ感じた。そんな中、プロ根性?を見せ、写真をカシャ。

Pict1158_2 Pict1159_1

               

Pict1154 カラフルな家並みが美しい島だった。気の向くまま路地や橋を進んでいると、船乗り場から最も離れたところまで来ていた。

本島に戻るため、ヴァポレットを待っていると、ある思いが。

「やっぱりグラスがほしい」

途中にブラーノ島に寄ることにした。この判断が、幸運な出会いを呼ぶ。

船乗り場近くではなく、ガラス博物館近く(少し観光客の数が減る)の店を散策することに。その中に、映画俳優&監督のジョン・マルコヴィッチ似の気難しそうなオヤジがいる店があった。それぞれの製品がしっかりしていた(と俺は感じた)。15分ほどじっくり眺めていると、オヤジが話しかけてきた。

「君はいいセンスをしてるね。そのグラスは世界に一つしかない。だって、モザイクをひとつひとつガラスに注入しているからね」

他の店と比べた感想、仕事に対する感想を伝えると、彼は雄弁になった。

Dsc_1280 グラスの作り方やグラスの作りの苦労(うまくグラスの底を作るのが難しい。ガラスを早く切らないと、モザイクが固くなってしまい、うまくグラスにはめ込めないなど)から安価な中国製の製品を売っている店が多くなっているヴェネツィアの現状まで。話しは、1時間に渡った。ライトに照らし、一番美しく映えるグラス(=写真と強固で美しいペンダントを買った。

さあ、1時間半後に予約してあるゴンドラの旅&ディナー(今回の旅で一番のぜいたく)のため、本島へ。

船乗り場で待つも、いっこうに来ない。最初は、「ここは日本じゃないから」とのんびりしてた俺も、時刻表の2本のダイヤを時間が過ぎて、焦りだした。

Pict1166                         

ジェラート店の女の子に訪ねると、「ここにはもう来ないわよ。本島へは○○からの船に乗りゃなきゃ。」

何と、ムラーノ島でゴンドラレースが開催されているため、ヴァポレットが運休していたのだ。

まずい、ゴンドラツアーに間に合わない!!

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コメント

こんばんは♪
今回も興味深く読ませていただきました
ヴェネツィアングラスって、綺麗ですよね。。いいのは高いと聞いてましたが、やっぱりそうなんですね
でも、日本ではもっと高いと思いますし。。
買い物って、モノを買うんですけど、お店のおじさんとの会話とか、思い出も含まれてるんですよね。。
本当、綺麗ですね。。

P.S. ゴンドラツアーは間に合ったのですか?

投稿: kerri | 2006年9月24日 (日) 23時13分

kerriさん、こんばんは!
ヴェネツィアでラグーナ巡りをして、ほんとに良かったです♪かなりのハードスケジュールで、前日、本島内の観光とどちらを選ぶか迷いました。
ガラス職人の島、ムラーノ島。レース製品の島、ブラーノ島。どちらも美しかつたです。
ヴェネツィアでは、素敵な出会いがありました。ラッキーでした☆
ガラス職人と日本の大学の方々です。ミラノ(だったかな?)の学会に参加されたついでの観光でした。
ゴンドラツアーのこととともに、近いうちに書きますね。乞うご期待!(じらしてすみません…)

投稿: ルパン | 2006年9月25日 (月) 00時32分

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