フィレンツェ③~外国人労働者の受け入れ
今日は、日本であまり報道されないテーマを書きます。一緒に考えてもらえたら、と思い書きますね。
ひょんなことから仲良くなったフェルナンド。雑談から始まり、政治問題、国際情勢、テロリストの問題など、大いに盛り上がった。2時間ほど話したかな。何度突っ込もうかと思ったか。「おいおい、仕事中だろ」(笑)
人種差別が最も薄いといわれるイタリア。その中でも退屈なくらい静かで文化的な都市、フィレンツェ。スリランカ人のフェルナンドは、トイレの管理官(トイレ料金を受け取ったり、不審者がいないか見張ったり)だった。市ではなく、民間会社に雇われていた。街の美観を保つべく、毎夜(たぶん)掃除している人たちも同会社の雇用。さすが観光大国イタリア。彼は、当初、労働ビザでなく、観光ビザで仕事に就いていたという。彼が勤める民間会社のメンバーは、ほとんど全てが移民で労働ビザを持っていない。労働契約などに何らかの問題のある「ヤミ労働」。外国人労働者は、日本同様、立場が不安定なのだ。
観光大国イタリア:観光収入のGDPに占める割合2.6%(日本の26倍)
byIMF「IFS」及び国際観光振興会(2002)
<彼の持っていたスリランカ語の新聞からのデータ>
2006年のイタリアの労働ビザ発行数:17万5000人
エジプト:7000、モルダヴィア:5000、アルバニア:4500、
モロッコ:4000、スリランカ:3000、バングラディシュ:3000
フィリピン:3000、中国+ロシア+ポーランド:1500人
2003年は、労働ビザ発行数:8万7000人だった。すごい増加率。どちらも日本では考えられない数。
フェルナンドとの会話では、「イタリア人は怠惰だから、外国人にめんどくさいことは任せてるんだよ」とお互いに笑ってごまかした。
イタリアは、「ヤミ労働」が最も広く行われている国の一つ。ヤミ経済の駆逐と移民の法的地位改善を目的に、1986年以降、約5年ごとに超過滞在者や不法入国者に対して滞在許可を与える「正規化」が実施されている。2002年には、約64万人が正規化された。
正規化は、ヤミ労働の追認措置であり、移民の地位改善のための根本的な解決になっていないという批判も多い。
(参考:『欧州における外国人労働者受入れ制度と社会統合』 by独立行政法人労働政策研究・研修機構)
でも、「正規化」という措置が、日本の外国人問題を考える上でのヒントであることも事実。
こうしたイタリアの事情にふれることで、日本の閉鎖性を改めて痛感した。
そして、2002年サッカーW杯のフーリガン対策を契機に、どんどん強化される外国人の入国管理に疑問を抱いた。
難しい問題だけど、イタリアのように、もう少し柔軟に対応できたらなあと思う。
めちゃくちゃ、カターイ話題になっちゃいました。以下の写真で、ブレイクしてください。ドゥーモからの「ジョットの鐘楼」とアルノ川に渡る「ヴェッキオ橋」です☆
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